11月13日、ヴイエムウェアの国内最大イベントである「vFourm Tokyo 2018」が都内で開催を迎え、オープニングキーノートには例年通りVMwareのパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger) CEOが登壇しました。Intel時代から数えて50回以上は来日しているパットは「私はこの国、この街、そしてここに生きる人々を心から愛している」といつものように日本に対するポジティブなメッセージから講演をスタートし、VMwareのテクノロジ、ビジョン、ストラテジについて熱く、力強く語りました。前日にはVMware Cloud on AWSの東京リージョンローンチという大きなニュースがありましたが、日本法人の1年間をラップアップするこのイベントで、VMwareは日本のユーザにどんなことを伝えようとしたのでしょうか。本稿では写真をもとに、キーノートの概要を簡単に紹介します。
筆者が個人的に印象に残ったのは、買収したKubernentesスタートアップのHeptioをパットもレイも非常に高く評価していたことでした。「技術力はもちろん、同社がもつオープンなカルチャーもまた、VMwareにとって非常に得難いものであり、Niciraを買収したときと同じ感覚をもっている」とパットが言い切るほどのHeptioが、現在、絶賛加熱中のKubernetes市場にどんな変化をもたらすのか、非常に興味深いところです。