2018年8月に米ラスベガスで開催されたVMwareの年次カンファレンス「VMworld 2018」での取材をもとに、AWSリソースを使ったハイブリッドクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」についてのレポートを「クラウドwatch」に掲載いただきました。オレゴンリージョンのみだった最初の提供から1年、定期的なアップデートを繰り返し、すっかりエンタープライズのニーズに応えられるサービスへと成長したようです。
【クラウドwatch】ラージエンタープライズのニーズをクラウドネイティブに統合――、ローンチから1年後の「VMware Cloud on AWS」を振り返る
VMware Cloud on AWSに関しては、2016年に両社のトップ – VMwareのPat GelsingerとAWSのAndy Jassyが揃って会見したときからずっと追いかけてきました。いまはもう見慣れた光景ですが、当時はPatとAndyが一緒のステージに立っているシーンは、ストリーミング越しの会見でも強烈なインパクトだったことを覚えています。
【クラウドwatch】AWSとVMwareがハイブリッドクラウドで戦略的提携を発表、「VMware Cloud on AWS」を提供へ (2016/10/14)
VMwareはAWSとのパートナーシップを通して、「はじめにカスタマありき」という理念の、本当の意味を知ったといえます。その徹底した顧客主義にチームメンバーとして触れることで、VMware自身の開発へのアプローチや製品戦略も大きく変わりました。一方、AWSにとってもVMwareとの仕事は「初のベアメタルリソース提供」「初のオンプレミス向けマネージドサービス提供」と技術的に大きなチャレンジであり、同時に、パブリッククラウドだけでは獲得できなかったラージエンタープライズの多くの顧客を、VMware Cloud on AWSを通じてターゲットにする大きなチャンスともなりました。互いを補完しあい、さらに大きく成長するパートナーとして、両社の関係はすでに新たな段階へと進みつつあります。まもなく始まる東京リージョンでのVMware Clood on AWSの提供も楽しみです。
【アイキャッチ画像】Pat GelsingerとAndy JassyがVMworld 2018のキーノートで発表したVMware Cloud on AWSのパートナー企業の一覧です。富士通の名前も見えますね。1年でここまでエコシステムを作り込んでくるところにもAWSらしい強さが垣間見えます。(© GOMI Akiko)
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