【Dell Technologies Forum 2018 Tokyo】基調講演にマイケル・デル、マクラーレン、デンソーなどが登壇

10月19日、東京・高輪で開催された「Dell Technologies Forum 2018 Tokyo」には、久々に来日したDell TechnologiesグループのCEO兼会長を務めるマイケル・デル(Michael Dell)が基調講演に登壇し、1400名の聴衆を前にデジタルトランスフォーメーションの重要性を語っていました。

ここでは午前中に行われた基調講演のもようを簡単に写真でお伝えします。

 

カンファレンスのテーマである「Make It Real」はDell Technologiesが今年、ワールドワイドで訴求しているメッセージで、5月に米ラスベガス行われた「Dell Technologies World」でも使われている。”It”が意味するのはデジタルトランスフォーメーション
冒頭の挨拶を行ったデルの平手智行社長(左)とEMCジャパンの大塚俊彦社長。ワールドワイドでは1チームだが、デルとEMCジャパンの国内法人としての統合が済んでいないため、こうした場では平手社長と大塚社長が一緒に登壇することが多い
久々の国内カンファレンスに登場したマイケル・デルは「オハヨウゴザイマス」と日本語でていねいに挨拶。「テクノロジは世界をより良くしていく」と強調、Dell Technologiesグループを挙げて、日本企業のデジタルトランスフォーメーションに貢献していくことを約束。IT業界の重鎮らしく、豪快なろくろを回してくれました
こちらも冒頭の挨拶を流暢な日本語で行ったアリソン・デュー(Allison Dew)は今年からDell TechnologiesのCMOを務める、マイケル・デルの右腕的存在。デジタルトランスフォーメーションを実現するためには、その主役となるデータに対して「Sense – IoTなどでデータを収集し、クラウドにためる」「Make Sense – AIなどで分析し、VR/ARで可視化する」「Act – インサイトをもとに行動する」というイノベーションループの実践が必須と語る
日本を代表するデジタルトランスフォーメーションの旗手として知られるデンソー MaaS開発部長 兼 デジタルイノベーション室長 成迫剛志氏。「現在の延長線上に未来はない」「わたしのチームにはパッションのないメンバーはいらない」「アジャイルは目的ではなく手段」などさすがの名言がたくさん
スペシャルゲストとして登壇したMcLaren GroupのCOOであるジョナサン・ニール(Jonathan Neil)。F1はすでにテクノロジの戦いの場になっており、McLarenのレーシングカーには1台あたり300台のセンサーが取り付けられ、レース中は1秒間に10万を超えるデータポイントを取得しているという。「高可用性とセキュリティ」を大きな理由に選んだDell TechnologiesのプロダクトでITインフラを固めており、ヘルスケアや製造業など、レーシング業界以外からもそのソリューションを求められるデジタルトランスフォーメーションを実現している

キーノートで登壇された成迫さんの「パッション」という言葉に、ふと、世界でも最先端のデジタルトランスフォーメーションを実現し、「2025年にはテクノロジカンパニーになる」(ジョナサン・ニール)と断言するMcLarenはどうなのだろうと、記者会見後のニールさんに直接聞いてみました。「デジタルトランスフォーメーションを実現するために障害となるのは技術か、それとも人か」という質問に、ニールさんは迷わず「Person!」と即答してくれました。それは逆にデジタルトランスフォーメーションを実現するには、パッションのある人材が欠かせないということでもあります。「もしパッションのない人がチームにいたら、あなたならどうする?」と続けて聞くと、「それはeliminate(排除)すると言わせたいのかな?」と笑いながら、「その人の能力を活かせるようないチームに移れるよう、調整することに努める」とのこと。この辺はタレントマネジメントとも関わってくる課題ですが、やはりチームでパッションを共有していることは、デジタルトランスフォーメーション成功の重要な鍵であるのは間違いないようです。