かつてAWSにも在籍したことのあるAWSエバンジェリストでクラウドアーキテクトのジェリー・ハーグローブ(Jerry Hargrove)は、AWSのさまざまなサービスをセンスある手書きダイアグラムで表現し、Creative Commonsライセンスの下で自身のサイト「Jerry Hargrove – Cloud Diagrams & Notes」世界中に公開しています。ジェリーのTwitterアカウントは「@awsgeek」ですが、まさにギークでなければ描けないビジュアルノートばかり。10月19日(米国時間)、そのジェリーの新作にストレージサービス「Amazon S3」が加わりました。
My visual notes (some of them anyway) on Amazon S3, really too much to put on a single page. https://t.co/8w8W7BuO92
— Jerry Hargrove @ Google Cloud Summit Chicago (@awsgeek) 2018年10月19日
昨年発表された冗長構成を取らない1ゾーンの低頻度アクセスサービス「1-Zone IA(Infrequent Access)」とスタンダードサービスの比較、S3と「Amazon Athena」「Amazon Redshift」のそれぞれのクエリの扱い方の違いやコストの差などがとてもわかりやすく描かれています。もっともジェリーはTwitterで「(S3については)1枚のページには表現しきれない」とつぶやいていますが、AWSの数あるサービスの中でも最初のサービスであり、あらゆるサービスと連携するS3だけに、仕方ないのかもしれません。
ジェリーのサイトにはこのほかにも「AWS Icons」や「Amazon RDS」「Amazon EKS」など、日本のAWSユーザにもおなじみのサービスについて図解したダイアグラムが数多く掲載されています。わかりやすいイラストとコメントでAWSサービスの魅力を伝えるジェリーのようなエバンジェリストの存在は、AWSクラウドがいまも圧倒的な成長を続けられる大きな原動力のひとつです。
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