【AWS re:Invent 2018】アンディ・ジャシーCEOがキーノートで20の新サービスを発表

11月28日(米国時間)、午前8時から3時間に渡って行われた「AWS re:Invent 2018」のオープニングキーノートでは、ホストを務めたAWSのアンディ・ジャシー(Andy Jassy)CEOから20もの新サービスが発表されました。本稿では現地での写真をもとに、その一部をピックアップして簡単に紹介します。

いちばん最初に発表されたのはコールドデータ用ストレージ「Amazon Glacier」のアーカイブサービス「Glacier Deep Archive」。オンプレミスのテープより安いコストで大量のデータが保管可能に。提供開始は2019年の予定
ここ1、2年、AWSが力を入れているWindowsユーザ向けのサービスとして、SMBプロトコルでアクセスできるフルマネージドのWindowsファイルサーバ「Amazon FSx for Winwdows File Server」がリリース
複数のAWSアカウントやランディングゾーンを一元的に管理する「AWS Control Tower」。ランディングゾーンの作成や設定も簡単にできるシステム管理者おおよろこびのサービスがプレビュー提供
セキュリティ&コンプライアンスの管理も一元的に行う「AWS Security Hub」にはすでにMcAfeeやSplunkなど25社がパートナーとしてエコシステムに参加済み
構築に手間と時間とコストがかかるデータレイクを数日で作り上げる「AWS Lake Formation」もプレビュー提供開始

 

データベース関係のアップデートとして最初に紹介されたのがNoSQLデータベース「Amazon DynamoDB」での事前キャパシティプランニングを不要にする「Read/Write Capacity OnDemand」。使った分だけを支払うペイバービューモデルが今日から利用可能に
フルマネージドのタイムシリーズデータベース「Amazon Timestream」がプレビュー提供開始。スケールしにくく、データのライフサイクルマネジメントが難しかった既存のタイムシリーズデータベースにスケーラビリティと高速性をプラス
ついにAWSもブロックチェーンに進出。フルマネージドの「Amazon Quantum Ledger Database(QLDB)」は使いやすさ、透明性、スケーラビリティにこだわった、既存のシステムの2、3倍のトランザクションスピードを実現する台帳サービス
ブロックチェーンではもうひとつアナウンス。HyperledgerとEthereumをサポートするフルマネージドサービス「Amazon Managed Blockchain」
GPUを外付けでEC2に追加することで高速で柔軟な推論を可能にする「Amazon Elastic Inference」では従来比75%のコストセービングが実現するそう
データサイエンティストをターゲットにしたフルマネージドサービス「Amazon SageMaker RL」がGAで提供開始。RLは”Reinforcement Learning(強化学習)”
今年のハードはSageMaker RLでトレーニングする「AWS DeepRacer」。実際のクルマの1/18に縮小した自動運転車で、Amazonでも399ドルで購入可能(事前オーダーなら249ドル)。キーノートの30分後からリーグが開始されましたw
エンタープライズ向けのメインリリースとして、キーノートの最後にゲスト登壇したVMwareのパット・ゲルシンガーCEOとともに「AWS Outposts」をアナウンス。筐体の中にAWSネイティブな環境か、VMware Cloud on AWSが詰め込まれたハードウェアをラックで注文できる。オンプレミスでもAWSが使える時代に

個人的にはDynamoDBのアップデートとブロックチェーン関連が気になるところですが、キーノートでもっともアナウンスが多く、時間がかけられた分野はやはりマシンラーニング関連でした。AIではGoogleやMicrosoftにやや出遅れていたAWSですが、今回のアナウンスで一気に巻き返した感があります。明日(11/29)のヴァーナー・ボーガス(Werner Vogels)博士のキーノートでもおそらくマシンラーニング関連のアップデートが発表されると思われます。楽しみではあるのですが、記事を書くのがまた大変になりそうです…。