Linus Torvaldsがカーネル開発から一時離脱、”態度を改めるため”に休養へ

LinuxクリエーターのLinus TorvaldsがLinuxカーネル開発を一時離れ、しばらく休養を取ることが9月16日付けの開発者向けメーリングリストの投稿で明らかになりました。現在開発中のLinux 4.19に関しては今後、カーネルメンテナーのGreg Kroah-Hartmanが担当することになります。

休養の理由についてLinusは「自分が他人の気持ちを理解することができない人間であることからこれまで多くの人々を傷つけてきた。今後は態度を改める必要がある」とコメントしています。4文字言葉もいとわないLinusの口の悪さは昔から有名ですが、今回はLinusが自分の単純なミスでカンファレンス全体のスケジュールを大きく変更させることになってしまったことに大きな責任を感じたようです。

I am going to take time off and get some assistance on how to understand people’s emotions and respond appropriately. (僕は他人の感情を理解し、正しく対応できるようになるために、時間を取って何らかの支援を受ける必要がある)

LinuxはLinux Torvaldsの強いリーダーシップがその発展の大きな原動力となってきました。その一方でLinusの\”暴言\”に不快感を示す人々もコミュニティの内外に多くいたことは事実です。突然の”休養宣言”にLinuxコミュニティでも混乱が続いていますが、「燃え尽きたわけじゃない」とLinus自身も言っていることから、そう遠くない日の復帰が待たれます。

トップ画像は2018年6月に東京で開催された「Open Source Summit Japan 2018」に登壇したLinus Torvaldsです。Linusの人気は世界中のどのカンファレンスにおいても絶大で、この日も朝早くから多くの聴衆が長い列をなしてLinusの講演を待っていました。たとえスケジュールを変更することになったとしても、Linusを呼びたい! と思ったカンファレンス運営者の心情はよく理解できます。