AWSジャパンは12月20日、Kubernetesのマネージドサービス「Amazon Elastic Container for Kubernetes(Amazon EKS)」の東京リージョンでの提供開始を発表しました。東京と同時に、フランクフルト、シンガポ0ル、シドニーの各リージョンでも提供が開始され、これにより全世界で9つのリージョンでAmazon EKSが利用できるようになっています。
- 【AWSジャパン ブログ】Amazon EKS が 東京リージョンに対応しました。
- 【AWS】Amazon EKS Available in Frankfurt, Singapore, Sydney, and Tokyo AWS Regions
Amazon EKSはマネージドサービスであるため、ユーザはコントロールプレーン(etcd、Kubernetes APIサーバなど)を管理する必要がありません。また、コントロールプレーンは複数のアベイラビリティゾーン(AZ)で運用されるので、単一障害点をデータセンター単位で排除でき、高い可用性を担保できます。現在、EKSはKubernetes 1.11.5をサポートしていますが、アップデートに関してはupdate-cluster-version APIを呼び出すか、EKSコンソールの「Update Cluster Version」ボタンで簡単に実行できるようになっています。
2017年のre:Inventで発表され、今年5月にオレゴンリージョンでGAとなったたAmazon EKSは数あるマネージドKubernetesの中でも非常に注目度が高いサービスであり、この1年で数多くのユーザを獲得してきました。東京リージョンでのEKS提供をきっかけに、国内ユーザの間でもECSからEKSに移行するユーザが増えるかもしれませんね。
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