ECS/ERS/EKS/Fargateのいまとこれから – AWSがコンテナサービスのロードマップを公開

すべてのサービスは顧客のフィードバックにもとづいてアップデートする – 徹底した顧客中心主義を貫くAWSが、いままでとは違う、実験的なかたちでユーザからのフィードバックを求めています。同社が提供するコンテナサービス「Amazon ECS」「Amazon ECR」「Amazon EKS」「AWS Fargate」のパブリックロードマップが12月11日(米国時間)からGitHubにて公開されました。

aws/containers-roadmapより

ロードマップに示されているカテゴリは

  • Just shipped! … リリース済み
  • Coming soon … 数カ月以内には提供開始予定
  • We’re working on it … 開発中で提供開始までにはまだ時間がかかる

の3つです。それぞれのコンテナサービスの機能拡張が現在どのステータスにあるか、非常にわかりやすく表示されています。

AWSには膨大な数のクラウドサービスがありますが、そのロードマップが提示されることはほとんどありません。なぜなら各サービスのアップデートは顧客からのフィードバックにもとづいて行われるものであって、AWSが最初に決めるものではない、という方針からです。

ではなぜ今回、コンテナサービスに関してはロードマップを公開したのでしょうか。FAQには「コンテナサービスの顧客は、我々が開発中の機能やサービスにもとづいてさまざまな決定や計画を行っている。だから我々は、顧客の計画に必要となるインサイトを提供っしたいと思っている」と記載されており、コンテナサービスのユーザの利便性を考慮した上でのロードマップ公開であるとしています。具体的な日付は示されていないものの、AWSがコンテナに対してどんな拡張を行っているか、その全体像を掴むには非常に有効であることは間違いありません。なお「ロードマップページからのプルリクは受け付けてない」ものの、「フィードバックや質問は大歓迎」で、Issueにて受け付けています。

このパブリックロードマップには4つのコンテナサービスと関連するオープンソースプロジェクトについて大部分の情報が含まれていますが、ここに掲載されていないエキサイティングな技術や機能の発表が行われる場合も、もちろんあります。たとえばAWS re:InvetやAWS Summitなどの大きなカンファレンスでは、ロードマップには載っていない驚きのコンテナサービス関連の発表があることでしょう。もっとも今年のre:Invent 2018ではコンテナ関連での発表はなく、やや残念な感じもしましたが、今後はこれまとは違った意味でAWSのコンテナ開発に期待ができそうです。