Cisco Systemsは11月8日(米国時間)、オンプレミスとAWSクラウドのどちらにもデプロイ可能なKubernetes環境を提供する「Cisco Hybrid Solution for Kubernetes on AWS」を発表しました。Ciscoは今年6月に米オーランドで行われた年次カンファレンス「Cisco Live US 2018」において、Kubernetesビジネスに関するGoogleとのパートナーシップ強化を大々的に発表しましたが、今回のハイブリッドソリューションはGoogleをそっくりAWSに置き換えたともいえる内容になっています。
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Cisco Hybrid Solution for Kubernetes on AWSの最大の特徴は、AWSのアカウント管理サービス「AWS IAM」でもって、CiscoとAWSのそれぞれのKubernetesサービスである「Cisco Container Platform」と「Amazon EKS」を統合した環境にアクセスできるという点です。つまりパブリッククラウドだけでなく、オンプレミスにおいてもIAMを使ってコンテナクラスタの作成/管理が可能になります。IAMはAWSクラウドの安全性を象徴するサービスであるだけに、オンプレミスのCiscoプラットフォームでもIAMが利用できるようになることは、ハイブリッドクラウドユーザにとっても大きなメリットとなります。
Cisco Hybrid Solution for Kubernetes on AWSの提供開始は2018年12月で、Cisco Container Platform単体(ソフトウェアのみ)、またはCisco HyperFlex上で動作するCisco Container Platformのいずれかを導入することでライセンス(1年または3年)が利用可能となります。ライセンス価格はソフトウェア単体/エントリレベルの設定で年間6万5000ドルからが予定されています(AWS利用料金は別)。
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