アナリティクスではなく”答え”を提供する新プラットフォーム「Teradata Vantage」が登場

日本テラデータは11月7日、10月に米ラスベガスで行われたTeradataの年次カンファレンス「Teradata Universe」で発表された同社の新たなフラグシップ製品「Teradata Vantage」のローンチを発表しました。Teradataはラスベガスのカンファレンスにおいて大幅なリブランディングを発表し、コーポレートロゴからブランドプロミスまで大きく変更しており、”新生Teradata”を強く印象づけました。新アナリティクスプラットフォームとなるTeradata Vantageはその象徴となる存在です。従来のTeradata製品の最大の特徴であるパフォーマンスに加え、あらゆるデータソース、あらゆるデプロイメントに対応し、データの取得から分析、インサイトの獲得に至るまで、データのライフサイクル全体を一貫して扱うプラットフォームという位置付けです。

Teradata Vantageの基本構成。ストレージとエンジンが別々の構成となっており、オンプレミスでもクラウドでもデプロイ可能。ツールや言語はオープンで標準的なものをサポートしており、将来的にはさらにJavaやSASなどサポートプロダクトを拡張する予定

Teradata Vantageはデータを格納する「データストレージ」とデータを分析する「アナリティクスエンジン」から構成され、分析のための言語やツールに関しては業界標準のオープンなプロダクトをサポートしています。

Teradata Vantageのもっともコアとなる部分は、SQLエンジン、マシンラーニングエンジン、グラフエンジンと3つのタイプが用意されているアナリティクスエンジンです。Teradata Vantageでは処理に応じて自動で適切なエンジンに振り分けられるため、ユーザが手動で選ぶ必要はありません。また、マシンラーニングエンジンにはTeradataがこれまで展開してきたアナリティクスプラットフォーム旧Asterの機能がほぼすべて実装されています(なお、Asterは今回のリブランドに伴い、Teradataのポートフォリオからは消えています)。また、Teradataのデータファブリック技術であるSQLベースの「QueryGrid」により、データの移動と重複が最小限に抑えられているのも特徴のひとつです。すでにTeradata Vantageの先行ユーザとしてVerizon Wirelessが事例を発表しており、100万件のモデルトレーニングが20分未満で、2億件のモデルスコアリングが30分以内で完了したという成果も出ているとのこと。

「アナリティクス製品ではなく、顧客に価値ある”答え”を提供していく唯一の企業」(日本テラデータ 代表取締役社長 高橋倫二氏)として、アナリティクス市場で新たな存在感を示そうとするTeradataの象徴として、Teradata Vantageが今後、日本のユーザを含めてどう市場に受け入れられていくのかも注目したいポイントです。